page 02

BFP Coop G4M



我が海軍が苦心の末完成させ、いよいよ之から運用を開始しようとした矢先に
憎き米兵により奪われ着実に戦力を整えているガダルカナル航空基地に一矢報いるため
我がラバウル第2○5航空戦隊に出撃の命が下ったのは、前日の夕刻であった


攻撃決行日

警戒心の薄くなる明け方に攻撃を行う予定だが
目的地まで1000km以上の行程は飛行機でもそれなりに時間が掛かるので
まだ暗い中を離陸し目的地であるガダルカナルを目指す

g4m_01

朝日を浴びながら、だいぶ早めの朝食を取る
護衛機が付いてるとはいえ、最前線の戦闘空域である
戦闘態勢の状態で食べなければいけないので銃座員にはちと窮屈だろう

間もなくガダルカナルが見えてくると思われる頃、先発隊から、敵機飛来との一報
米国の電子探索器は中々目が良い様で、最近目的地到着前に接敵が多くなって来てる

g4m_03
g4m_02

我々の前方にガダルカナルが見える頃合になると、目視で敵機を確認する事が出来る
護衛の零戦も入り乱れての攻防の激しさで、此処からでも飛び交う銃弾や被弾したであろう機体の黒煙などが確認できる

「 頼むからせめて爆弾を落すまでは頼むぞ 」

思わず心の中で呟きが口に出ていたのであろう隣から

「 我が戦闘機隊は優秀だから大丈夫ですよ 」

と、答えが返ってきた
恥ずかしさから苦笑いの顔で相槌をうとうと顔を向けた瞬間・・・・・