page 05
BFP Coop G4M
輸送船団に被害を与えつつも、さすがに此方も損害なしとはいかなかったようで
周囲を見渡してみると一次、二次問わず離脱中の機体の中にもちらほら損害を負った機体を確認する事ができる
二次攻撃隊の中で一番最初に突撃したため、戦闘空域を抜けた後
二次攻撃隊の本体と合流する。若干此方の方が高度が高いようで上空で本体が上がってくるのを待つ
そんな中、二次攻撃隊で唯一被弾していた機体が帰路半ばで燃料切れにより不時着を余儀なくされる
熟練の搭乗員なので、難しいと言われる着水も問題は無いだろし水温も高いが
救助が来るまでの間にフカに襲われないかが唯一の気がかりだ
いよいよ、前方に基地が見えてくる
二次攻撃隊は先ほどの機体以外は、被害無く全員戻ってくる事ができた
ここまで戻ってくれば、まずは敵機の心配も無く一段落できる
編隊長から着陸の為一列になるように指示がでると
着陸時にぶつからないように各小隊ごとに適度に間隔をとる
左手に滑走路を見ながら、左旋回で各機滑走路に進入する
戦闘の後で危険から開放された安堵と基地まで戻って来た安堵で一番気が抜ける瞬間である
事故がよく起こるため改めて気を引き締める必要がある
全機の着陸を見届ければ、今回の作戦の終了である
やはり事故が起こってしまい、機体が壊す事故がおこってしまったが
特に搭乗員に怪我は無く、不時着した搭乗員を含め全員無事に作戦を終えることが出来た
この戦争が何時終わるかは判らないが
戦後、家族に私の記録を残し続けよう・・・
戦後出てきた無名搭乗員の手記
代筆 数陀世