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BFP Coop B5N2
「右舷雷撃機!!此方に向かって来ます」
「対空砲なにしてる!?早く打ち落とせ」
「雷撃機魚雷投下!?」
「魚雷命中コースです!!」
通常でも反応が鈍い巨艦だが、艦爆の攻撃で船の機能が低下してる為
外すのが難しいほどに動きは鈍く艦攻の狙い撃ちであった
本来回避された場合の挟み込み攻撃なのだが、その全てが命中し敵空母の運命は決した
各機低空で離脱していくなか
「敵空母轟沈です」
と、後続の艦攻が戦果を報告してくる
後は母艦まで帰れば皆と型を叩いて喜べるそう思いを馳せ合流空域まで離脱する
しかし、世の中は上手くいかない
空母に止めを刺された仕返しと激しい弾幕をはり
離脱中に敵の随伴艦により次々と僚機が撃墜されていく
「うわぁ~~~」
「天皇陛下ばんざ==い」
無線から悲痛な悲鳴が流れてくると同時に
後方の銃座より墜落確認の報告がはいる
その瞬間、激しい衝撃と共に目の前が真っ赤に染まる
同時に先程まで話していた銃座から応答がなくなり
通信士席からも呻き声が聞こえる
「おい、大丈夫か!?」
「うぅ・・・・銃座員死亡・・・我も負傷・・・」
「頑張れ、空母まで戻れば助かるぞ!!」
朦朧とする意識を古い起しつつ味方との合流を急ぐ
やっとの事で合流場所に辿りつくが
目に見えて味方機数は減ってる上にその場にいる他の機体も
無傷な物はおらず大なり小なり損傷を負っている
なんとか編隊を組み帰路につく
振り返ってみれば想像以上に敵の防御が厚く
艦攻隊だけでも半数以上の機体が撃墜された
何とか帰っても二次攻撃は絶望的であろう
とにかく今は一刻も早く空母にもどろう
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