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BFP Coop B29
ヨーロッパから来た新しい司令官が着任してから
従来のような高高度爆撃では効果が低いと
低高度に切り替えて爆撃するように指示がでた
当然、それからの出撃は被害が増えることになったのだが
司令官様は被害よりも結果がでてるとお喜びだ
そんな中、今日も出撃する・・・・
サイパンを出発して７時間、前方に日本本土が見えてきた
この往復だけでも相当な労力を強いることになる
B29の後続距離が長く飛ぶ事ができると言っても飛ばす乗員の疲労は変わらない
上の人間も少しは現場の苦労を理解してくれと切に願う
目標である九州に差し掛かる頃になると
別の基地から飛び立った部隊とも合流して
周囲には多数の機影を見ることができる
目的である福岡を目指し、九州上空を飛ぶが
今の所日本軍の追撃は見当たらない
上空には援護のP51が目を光らせてるし心配は無さそうだ
最終旋回点で進路を目的地にとりながら
他の部隊との到着タイミングを計る
正面に目的地の福岡が見えてくる頃になってもまだ日本軍の追撃は上がってこない
「日本軍は眠っているのか？」
「寝てても俺が無事に帰れるなら大歓迎さ」
などと乗員達の間で会話が聞えてくる
