F15火器管制

ここではロックオンで登場するF15の火器管制を簡単にではあるが説明します

最初にF15に搭載されているHughes社製 AN/APG-63パルスドップラーレーダーを使いBVR視程外距離レーダー攻撃の仕方を説明します。
又RWS探知中測距、TWSスキャン中追尾、STT単一目標追尾の各レーダーモードの使用方法とHUDとVSD垂直状況ディスプレイのデータの読み取りこの情報を使って、AIM-7M スパロー中距離セミアクティブ誘導ミサイルと AIM-120 AMRAAM 中距離アクティブレーダー誘導ミサイルなどで目標を攻撃します。

APG-63レーダーは、高度な全天候性レーダーで、APG-63は長距離補足力と様々な自動化された機能を持つことによい攻撃能力が統合され、空対空戦闘に必要な素早い情報と計算をしてくれます 使用するにはまず空対空モードに移行し戦闘準備に入ることを教えてあげなければいけません
まずは(2)キーを押すとRWS探知中測距モードになります。そしてHUDとVSDがBVR視程外距離探知モードに変わることを確認してください。

切り替わったら(D)キーでハードポイントを切り替えていきAIM-7Mスパローを選択します。するとPACSプログラマブル兵器制御セットの表示が「STAY」から「RDY」に変わります

(PACS兵器制御)


ミサイルの選択が終了したら次に(i)キーを押すとVSDが働き始めレーダーアンテナの走査や各種の重要な情報が表示されます

(VSD)

VSD下側にはレーダーアンテナ方位角ポインタと目盛りがあり、レーダー照射のリミット角を示す丸印が正面から左右各60度計120度の走査角を示して表示されます。ここで(Ctrl+)と(Ctrl-)キーを押すことでアンテナ走査方位角を30度と60度の間で切り替えられます。

VSDの左側にはアンテナ仰角ポインタと目盛りがあり、仰角目盛りの横に表示される丸印はレーダー波の範囲を表し、スキャンされる最大と最低高度が千フィート単位で表示されます。仰角スキャン範囲は(Shift ;)と(Shift .)キーで上下に動かせます。 VSDの右上のデジタル数字は選択中のレンジ(距離)で(+)と(-)キーで最小10から最大160マイルまで切り替え可能で
右下の数字は自機の真大気速度(T)で左下が対地速度(G)です。 VSDの中央には人工水平儀と、移動可能なターゲット指示カーソル(TDC)が小さな2本の縦線のマーク「| |」で表示されます。
TDCは(,)(.)(/)(;)キーで移動可能で、TDCを上下に動かすとアンテナ仰角スキャン範囲も変化します。

VSDに表示された横長の棒は、敵性機体のコンタクト「トラック」で、丸印は友軍機として表示されます ロックさせるにはTDCを敵性コンタクトの上に移動させ(TAB)キーを押してロックしSTT単一目標追尾モードに移行させます。ロックを外すには(Ctrl TAB)キーを押します。

現在は発射前モードで全てのレーダーエネルギーは1機に向かって集中しています。そのターゲットはPDT第一指定目標(Primary Designated Target)と呼ばれ、VSDの上側には左から右に向かってその速度、アスペクト角、進行方位などの情報が示されます。 ターゲットの高度は左仰角目盛りの矢印のとなりに表示され、接近率はDLZ動的発射範囲の目盛りで右に追尾されます

このときHUD上では、TDターゲット指示ボックスが現れロックしたターゲットの位置を示し、ASEサークルがアングルオフインジケータでターゲットの進行方位を示しています。

ミサイルを発射するとHUDの左下で作動し点滅しているTTIタイマーが迎撃までの時間(Time to Intercept)を示し、0になった時点でスパローは命中するか外れるかしたはずなので次のスパローを発射するため他の機体にロックすることができます。

次に(D)キーを押してPACS の表示を見ながらAIM-120Cの操作に移ります

まずレンジを延長し、探知用に仰角を上に移動し、(Alt i)キーを押してTWSモードに切り替えます
その後複数のコンタクトがあるようならば
TDCを一方のトラック上に移動させPDTとして指定します。スパローの時と同じ情報が出てきますが、スパローを発射するにはターゲットを再び指定しSTTモードに移行する必要がありますが
TWSモードのまま2番目の敵性トラックを指定し2機同時に攻撃します。2番目のトラックはSDT副次指定目標(Secondary Designated Target)となり、それを示す「1」が表示されます
これで解る通りAIM-120Cを使ったTWSモードは2つの別々のターゲットを同時に指定し攻撃する能力があります

このころHUD上には、高度表示の内側にVSDと同じDLZが表示されます。
HUDの右下にターゲットレンジ、アスペクト、次に発射されるミサイルがアクティブになるまで(Time To Active)のTTAタイマーが表示されます。左下はターゲットのマッハ数でHUD上のTDボックスの下に星マークが出たらレンジ内に入ったということです。

ターゲットを二度指定しSTTモードに移行させてAIM-120を発射することも可能ですが、STTモードでは相手にロックしていることを気付かれてしまいます。
TWSモードを使った場合、敵は探知警告だけを受けるので、あまり警戒されずにAMRAAMを発射することが可能です。

STTモードでのみAIM-9Mサイドワインダー赤外線誘導接近戦用ミサイルをレーダーでロックし発射することが可能になります。

注意としてはミサイルの誘導中はステアリングドットがASEサークルの中にあるように飛ぶ必要があります

(2)キー BVRモード
(3)キー バーティカルスキャンモード
(4)キー レーダーボアサイトモード AIM−9スキャンモード(レーダーオフ)
(6)キー AIM−7フラットモード AIM−120ビジュアルモード(レーダーオフも可能、又他のモード中も使用可能)
AIM−9ボアサイトモード(レーダーオフも可能)
(C)キー ガンステアリングモード
(Shift C)キー ガン発射率変更
(E)キー ECMジャミングモード(ON、OFF)

「6」キー:

   AIM-7フラッドモード

   AIM-120ビジュアルモード(レーダーオフも可、他のモード中も使用可)

   AIM-9ボアサイトモード(レーダーオフも可)

「C」キー:

   ガンステアリングモード