各種用語



フラッター
高速飛行中などに翼面や舵面の圧力中心が後方へと移動し翼や舵の構造に曲げや戻りなどが起こりそれに伴い発生する振動現象で最悪機体の破壊を伴う
スタンディング・テイクオフ
滑走路の進入後停止した後、再度加速を開始して離陸する一般的な離陸方法
ローリング・テイクオフ
誘導路から滑走路に進入して離陸する手順の中で一時停止がない離陸方法
タキシング
飛行機が自力で、陸上(又は水上)でポイントからポイントまで走行する事
フロンタル・パーキング方式(駐機方式)
ターミナル前面に並列で駐機させる方法
フィンガー方式(駐機方式)
ターミナルから桟橋のように伸びた周りに駐機させる方法
サテライト方式(駐機方式)
メインのターミナルから福ターミナルを配置しその周りに駐機させる方法
オープン・エプロン方式(駐機方式)
ターミナルから離れたエプロンに駐機し、その間をバスなどで追うフックさせる方法
ILS:instrument landing system(計器着陸装置)
着陸中の機体に向け指向性電波を発射し滑走路への進入を支持する装置。電波に関しては三種類の電波によって正確に誘導することができる
ローカライザーで左右のずれ、グライドパスで進入各、マーカーで滑走路までの距離を教えている。尚マーカーに関しては滑走路端から300m、1000m、7〜15kmに
備えられておりそれぞれアウターマーカーなどと呼ばれておりコクピット内の音とライトでしることができる
IFR:instrument flight rules(計器飛行方式)
目視による飛行ができないような気象条件で行う計器に頼る飛行方法。しかし現在殆どの大型機などは目視ができてもIFR飛行で飛んでいるのが殆どである
尚必要な計器が付いてる事も当然だが、パイロットも計器飛行証明書の資格を必要となっている
VFR:visual flight rules(有視界飛行方式)
目視に頼る飛行方式。VFR飛行する場合は規定の高度であればパイロットの判断で自由に高度を選ぶ事ができるが空港周辺などの場合は当然管制指示をうけなければないらい
尚当たり前の事だが目視ができる天候や時期の位置報告は必要となってくる
ATC:air traffic control(航空交通管制)
道路などと違い道がない航空機を安全に事故などが無いように運行させるため飛行機の運航に必要な指示を出す場所。色々担当が分かれており
航空路管制、進入管制、ターミナル・レーダー管制、着陸誘導管制、飛行場管制などに分かれている
FIS:flight information service(飛行情報業務)
飛行に関する効率かつ安全のために必要な情報やアドバイスを提供する業務。主に気象情報、航法援助施設の運用状況、飛行場などの施設に関する情報
航空安全に関するその他の情報、離着陸空港などの気象情報、衝突予防情報(鳥の群れやバルーンなど)である
alerting service(緊急業務)
捜索や救難などに関する情報を伝達させるための業務。主に位置情報がない航空機、航空性能が悪化した航空機や飛行場情報放送サービス、航空路情報サービスなどがある
V1(離陸決定速度)
離陸滑走を開始した場合にトラブルなどで離陸を中止、継続を判断し必要に応じた操作を行う速度。V1を設定するに当たり中止を判断して止めるまでの増加速度と
停止させるまでスピードから割り出した距離を含める
VR(ローテーション速度)
ジェット時代の到来に伴い設けられた速度でこの速度に達したら、操縦桿を引いて機首の引き起こしを始める速度
V2(安全離陸速度)
機体が地面を離れて安全に離陸が継続できる速度。しっどく速度に十分な余裕を持たせて設定する
CTOL機
通常の航空機です。特に特別な意味を持たずVTOL機やSTOL機に並べた呼び方
VTOL機
垂直離着陸機です。特に離着陸時に滑走路を活用せずにすむため近場での移動であれば時間や騒音などの解決に理想的な機体です
しかし機体重量よりも大きな推力が必要で低速な状態や垂直飛行時から水平飛行に移行するときや逆の場合も、舵等が聞きにくいので不安定になるため
自動安定装置が必要になるなど問題が残っている
STOL機
短距離離着陸機です。通常より短い滑走路での運用が可能であるため近い将来近距離輸送の中心になると期待されている。当然性能をフルで発揮できるように通常の機体より
強力なエンジンや揚力が必要になり独特なスタイルな物が多くプロペラやジェットの後流を利用している。基準となる滑走路の距離は大体610m以下で滑走路にはSTOLと書く事が決められてる
又STOLの中でも特に騒音低下の目標として開発されている機体をQSTOLと呼んでおり将来的にSTOLはすべてこの形に移行できるように研究が進められている
亜音速飛行
自機が飛んでいるときに機体の周りの速度が音速に達さないように飛ぶ飛び方。巡航速度を音速基準とするとマッハ0.75以下で飛ぶ事(高度6.000mで約850km/h)
遷音速飛行
自機が飛んでいるときに機体の周りの速度が亜音速と超音速が同時に存在してる飛び方でマッハ0.75〜1.20の間の速度。しかし普通は0.80〜0.86程度が多い
超音速飛行
自機が飛んでいるときに機体の周りの速度が音速を超える飛び方。常に音速を継続させるには強力なエンジンと機体構造が重要であり現在民間で飛んでいる機体はない
極超音速飛行
自機が飛んでいるときに機体の周りの速度が音速よりさらに速く飛ぶ飛び方でマッハ5以上で飛行する事を示す。
エアバス
従来は需要が大きい都市間を安く運用する機体を指したが、現在では国内、中、短距離国際線などで250〜300人乗りワイドボディ機を指してる
これはジャンボなどより多少なりとも小型で経済性もよく新しい空力設計採用など定番になりつつあるものである
コミューター
メインの都市など大型機が運行する空路から外れた地域へ運行を行うサービスのことを示す。コミューター事業には陸上、水上、ヘリコプターまで含まれ
最大8165kg以下もしくは60席以下と定められている。尚日本とアメリカなど国によって微妙に企画が変わる
ジェネラルアビエーション
通常は航空業務以外での飛行用途の事を言う。航空写真撮影、薬剤散布、自家用機、スポーツ航空などがこれにあたるが飛行用途が他者からの
代価を求めない飛行を当てはめる考え方もある。そうなると自家用機やスポーツ航空などが当てはまる。尚当然ながら小型機が使用される事が多い
ブラックボックス
飛行機事故の原因究明のために使われる事が多い情報が残されている箱。1100cの温度30分、1000G衝撃に0.011秒に耐え、海水や燃料などに48時間使っても問題無く
自分の位置を知らせるために信号を30日出し続ける。尚内部はFDR(飛行記録装置)とCVR(操縦室音声記録装置)が収められている
最近ではこれだけでは解明が難しくなってきたのでDFDR(デジタル飛行データ記録装置)も同様なカプセルに保管されている
機体整備
機体整備は以下の飛行前点検、A整備、B整備、C整備、D整備に分けられる。飛行前点検については毎回出発前に行われる物でT整備とも言われる全体の外見、燃料、出発体制など
A整備はオイル、作動油、酸素や飛行回数に応じて消耗する部分の点検。B整備はAに加えエンジン関連を中心にに行う。C整備は5〜10日かけて行われる整備
D整備は3〜4週間かけて機体を格納庫に入れて行う一番重大な整備。このときに改修や再塗装なども行われる
フォネティックコード
A Alpha   アルファ
B Bravo  ブラボー
C Charlie  チャーリー
D Delta  デルタ
E Echo  エコー
F Foxtrot  フォックストロット
G Golf  ゴルフ
H Hotel  ホテル
I India  インディア
J Juliet  ジュリエット
K Kilo  キロ
L Lima  リマ
M Mike  マイク
N November ノベンバー
O Oscar  オスカー
P Papa  パパ
Q Quebec  ケベック
R Romeo  ロメオ
S Sierra  シエラ
T Tango  タンゴ
U Uniform  ユニフォーム
V Victor  ビクター
W Whisky  ウィスキー
X X-ray  エクスレイ
Y Yankee  ヤンキー
Z Zulu  ズールー
軍用機の分類
戦闘機 (fighter)
制空戦闘機 (superior fighter)
全天候戦闘機 (all-weather fighter)
防空(迎撃)戦闘機 (interceptor fighter)
艦上戦闘機 (carrier-borne fighter, carrier-based fighter)
爆撃(用)戦闘機 (fighter bomber)
爆撃機 (bomber)
戦略爆撃機 (strategic bomber)
戦術爆撃機 (tactical bomber)
攻撃機 (attack plane, attack bomber)
コイン機 (counter insurgency plane)
偵察機 (reconnaissance plane)
気象観測機 (weather observation plane)
電子偵察機 (electronic countermeasures & reconnaissance plane)
空中早期警戒機 (AEW:airborn early-warning plane)
輸送機 (transport)
給油機 (tanker)
侵攻(進攻)輸送機 (assault transport)
貨物輸送機 (cargo transport, freighter)
兵站輸送機 (logistics transport)
患者輸送機 (ambulance)
哨戒機 (patrol plane)
対潜機 (anti-submarine plane)
救難機 (search & rescue plane)
練習機 (trainer)
連絡機 (liaison plane)
多用機,雑用機 (utility plane)
空中警戒管制機 (AWACS:airborne warning and control system plane)

モールス信号英文
英文
文字 符号 文字 符号
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