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BFP Coop B24


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後方では、日本軍の追撃部隊を護衛機が必死に押さえ込んでいる。この間に爆撃隊は敵の作戦空域を抜ける為に一心不乱に進む

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 作戦空域を抜け程なくして黒煙を引いていたエンジンが停止した。
嫌な感じではあるが先程の機長の話を信じれば、特に心配する必要は無いのだろう

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帰りは行きと同様に平穏な飛行を続け、ようやく着陸する空港が見えてきた
ここまで来れば敵機に襲われる事を心配する必用が無くなったのだろう。クルーにも安堵感が見て取れる

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損傷が大きい機体から降ろすようで、私の搭乗してる機体を先頭に続々と、空港に爆撃機たちが着陸し始める。
着陸後、安心してる私を他所に機長は厳しい目を後続で着陸中の機体に目を向ける
「作戦後の着陸は気が抜けて失敗する事もあるし、トラブルが発生してる事もある」
と、此方に目を向ける事無く教えてくれた。

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何機目かの着陸で、機長が危惧してた着陸を失敗する機体があった
対空砲でタイヤをロックする機構が壊れていたんではないかと周りで見ていた整備兵などが騒いでいた
全機無事着陸できた所で、今回の作戦は終了となった
尚、同行した部隊の未帰還者はゼロで噂の幸運は今回も有効に作用したようだ

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今回の同行で、貴重な体験をする事が出来た事を含め
同行の機会を与えてくれた基地司令と無事に連れて帰ってくれた機長に深く感謝の意を此処に書き残す

記者
カ~ズダ~ヨ