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BFP Coop He111
対空砲による機体の揺れがしなくなり外を見渡してみると
一緒に出発した機体で墜落した機はいないようだが、チラホラ機体から黒い煙を残している
[黒煙を流しながら帰投する機体]
私が乗ってる機体は対空砲の攻撃により水平尾翼だけで留まらずエンジンにも損傷を受けたようで、
全体の編隊を維持できずに第二小隊に指揮を任せ、単機で帰る事に専念するようだ
機長曰くドーバーが越えられれば儲けモンらしいのだが・・・・
[第二小隊を先頭に編隊を組んで帰投する]
編隊から離れて程なくして、被弾していたエンジンが停止、味方の編隊がドンドン小さくなる
取り残されるような孤独感を味わいながらも、上には同じように被弾により速力が保てない味方機がチラホラ見えるので
完全に単機と言う訳ではないのだが寂しい事にはかわりない
[対岸まであと一息]
行きとコースが違う為にドーバー海峡を渡るのに時間がかかる
被弾機には辛い距離ではあるが、無事対岸がみえた安心感は格別である
[上空で着陸の順番を待つ]
[続々と着陸する爆撃機]
一機寂しくドーバー海峡を超える事になったが、無事渡りきると
対岸近くにある空港に続々と友軍機が着陸している所だった
我々は損傷機の為、空けてある隣の空港に優先的に着陸させてもらい
本日のミッションは終了となった
今回の作戦では、損傷機は多数出たものの
全員帰って来る事ができたのは、天に恵まれていたからかもしれない
今後共、この部隊に幸あらん事を・・・・・
尚、今回の同行で貴重な体験をする事が出来た事を含め
無事に連れて帰ってくれた機長に深く感謝の意を此処に書き残す
記者
メッサ・カズ・ダーヨ