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BFP Coop B17
作戦当日。
昨夜からの疑問は解決したが、心の中に沸き起こる不穏な違和感はだんだんとその影を強めてくるのだ。
( 今回は作戦もメンバーも申し分ないはずだ。今のもやもやは緊張からくる思いすごしに違いない )
そう自分に言い聞かせて愛機へと搭乗をする。
何時もながらこの基地の狭さといったら・・・・。
クルーたちもこの狭さには恐怖を覚えると愚痴っていたな。
「 キャプテン。しっかり飛びあがってくれよ。」
「 この基地はなんでこんなに狭いんだ。うちのアイダホの実家のコーン畑のほうがまだ広いぞ 」
「 アイダホでなんでコーンつくってるんだ?アイダホって言ったらポテトだろうが 」
「 知るかボケ。文句があるんなら親父に言いやがれってんだ 」 ・ ・ ・ ヽ(*`ε´*)ノ
機内でのいつものやり取りの時間を過ごしながら、各機順調に飛び出していく。
各機とも異常なく編隊を組みつつ、目標に向かって飛行を開始している。
どうやら気持ちの中の不安はただの思い過ごしだったみたいだ
そうしているうちに別の基地から飛び立った部隊と合流となった。
目的地まで少しはのんびりさせてくれるかな。
機長は周囲を注意深く見渡しながらぽつりと言葉を漏らした。
その時である。前方の部隊からの悲痛な叫びが飛び込んできた。
「 下方からエミール多数 ・ ・ ・ 」 「 ・ ・ ぐわっ ・ ・ 」
「 助けてくれ。何機か食われたぞ。 」 「 護衛は ・ ・ ☆凹◇ ・ ・ まだ ・ ※凸 ・ なのか 」