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BFP Coop B17
その次の瞬間。我が部隊からも被害報告が ・ ・ ・
「 こちらkazudayo機。先の襲撃により銃座員1名死亡 ・ ・ 」
昨日からの嫌な気持はこのことだったのか ・ ・ ・
しかし、これくらいのことは予想できている。まだ何か ・ ・ ・
と、ここで味方の護衛機が割ってはいってきた。
「 遅くなってすまん 」
短い一言を残し、彼は敵機に食らいついて行った。
戦闘機の襲撃を何とかかわした後、各部隊は爆撃コースへと侵入しつつあった。
しかし、そこであまりにも凄まじい対空砲火の洗礼を受けることになる。
我が隊においても各機無数の弾丸を受けほとんどの機体は燃料を噴出させながらの飛行である。
作戦の遂行のためには、幾ばくかの犠牲を覚悟しなければならない状態は誰の目にも明らかだった。
jijii編隊長はここで作戦解除の断を下した。
「 各機、積載中の爆弾を速やかに投棄せよ。投棄の終わった機体より急ぎこの空域より離脱せよ 」
「 我々は生き残るために戦っている。だからこそ作戦放棄もありうるんだ。 ・ ・ ・ かえるぞ ・ ・ 」
編隊長が悔しさを隠しながら務めて冷静な判断をした次の瞬間、さらなる不幸が訪れたのだ。
「 おい、見ろ。Kazudayo機が燃えているぞ。 」
「 なぜだ。どうしたんだ。おい、しっかりしてくれ。 」
やがてガクンという鈍い衝撃音を残し、大きく弧を描きながら地面に向かって頭を下げてしまった。
炎に包まれて墜ちていくkazudayo機。・・その衝撃を目にしたすべての兵が神に祈った。
「 嗚呼神様。俺は日曜のミサに欠かさず行くことを誓う。だから ・ ・ Daddyを ・ ・ どうか ・ ・。」
「 俺も戸棚にあったケーキを黙って食っちまったことを懺悔するから。・ ・ ・ 神様 ・ ・ ・。」 「 俺も ・ ・ ・ ・ 」