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BFP Coop G4M



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敵の制空権内の為油断は出来ないが、行きと違い周辺に敵機は見られないため
対空砲の射程外に出れば、一先ずは安心できる

「 第二小隊の先導機が帯をひいてますね・・・・無事基地まで持つといいんですが・・・ 」

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副操縦士が左後方を見ながら他の機体の状況を報告する
猛烈な対空砲の為、全機無傷で離脱する事はさすがにかなわなかったようだ
あの機体が無事に基地に辿り着けるかは、運次第であろう

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後半分程で、基地に辿り着ける所で
遂に黒煙を噴いていた機体が力尽き編隊を離れていく
下に見える島に不時着を試みるようだ・・無事に着陸できるといいが・・・

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その後何事も無く飛行は続き、正面にラバウルが見えてくる
湿度が高いせいで薄く霧が掛かっているか、之ぐらいなら着陸は問題ないだろう
機体を空港に滑り込ませる

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着陸後、司令部で聞いた話によると
先程の脱落した機体は、近海にいた駆逐艦によって無事に収容されたらしい
これで、全機無事を確認することができた

次の出撃でも全機無事に戻る事ができるだろうか・・・
そんな不安を胸に次の出撃までの僅かな休息に身をゆだねる


とある操縦士の手記
代筆者 一打世