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BFP Coop B24
味方と合流してまもなくすると作戦空域に入ったのか、さすがにクルー達も口数少なく周辺を警戒しはじめる
私が駆け出しの記者の時、護衛機がいるのに機銃手がいるのか?と言う素人丸出しの質問に
「護衛機がいても、最終的には自分の機体は自分で守るしかないからね」
と答えてくれた機銃手の話をふと思い出し、今では二度と出来ないであろう思い出にふと苦笑いしてしまった
作戦空域に進入してる為、何時敵に襲われるか解からない緊張感を維持しつつ
間もなく目標に着くと機長が教えてくれた瞬間、無線士から敵機来襲の連絡を受けクルー全体に緊張が走る
爆撃隊を守る為に護衛機が一斉に敵機に向かい、爆撃隊と敵機の間にはいり向い撃つ
瞬く間に爆撃隊の周辺が騒がしくなる。戦闘機や爆撃機の銃座から火線が飛び交い、黒煙をたなびかせながら機体が落ちて行く
「くそ!!」 機長の声で振り返ると目の前の爆撃機が爆散して落ちていく所であった。護衛機を抜けて来た敵機の攻撃をモロに受けてしまったようだ