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BFP Coop Ju88


   いよいよノヴォロシースク港に近づき、編隊長から攻撃準備の連絡が届く。
各機はより一層、敵機の襲撃を警戒しつつも攻撃の準備をする。

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ついに目標と思われる艦船の姿が肉眼で確認できた。
機長の目にも緊張の色が見える。

編隊長以下、攻撃中隊は徐々に高度を落としつつ獲物を見据えて接近する。

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「敵機だ!」
機長の声に顔を上げると、上空に敵の戦闘機と思われる機影が見えた。
それらは一斉に、私達の上空を飛行している別の攻撃中隊へ向かっていった。
だが、こちらの護衛戦闘機がそれをさせまいと果敢に襲いかかる。
どうやら敵機はこちらの戦闘機に翻弄され、私達や、別の攻撃隊を攻撃できないようだ。

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「投下用意…   投下!」
小隊長の号令と同時に魚雷を投下する。
魚雷の行方を見守ること無く編隊は左旋回で離脱する。

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偵察機の情報によると、敵は大口径の対空砲を装備しているとの報告が上がっていたが、今のところその攻撃は見られない。
こちらが攻撃されないのはありがたい事だが、それらの砲が味方の
編隊を狙っているのかもしれないと考えるとあまり喜べない。

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「命中…! 命中!!」
後部銃手が水柱を見つけ、その声を上げたのは投弾から約1分後
中隊が進路を我が基地に向け、敵の基地から離れつつある頃だった。

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