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BFP Coop HS129B2
今回の作戦はその道中の長さからおいそれと辿りつけるとは思っていなかったが、案の定である。
われわれを手ぐすね引いて待ち構えるソ連機の中に今まさに飛びこもうとしているのである。
我々を守ってくれる直掩機が露払いをすべく眼前のソ連機に襲いかかっていった。
頼もしい限りの戦闘機隊である。
もう余計なことは考えることもない。今までの訓練を信じ仲間を信じ高射砲で出迎えてくれる敵のはらわたに飛び込んでいくのみだ。
隊を烈して目標に迫る。
先を行く僚機は目標に次々と痛手を与えている。
「よしっ・・。次は30ｍｍで奴らにとどめを・・・。」
次の瞬間・・・・。自分は紅き暗闇につつまれていった。
不意に受けたこの一撃は自分の未来を容易に想像できるものだった。
